「Airbnbはトラブルだらけ?」
「Airbnbを使うのは危険?」
と思っている人は多いかもしれません。
でも実際にはAirbnb(エアービーアンドビー)はトラブルばかりではなく、良い面も多いです。旅行者(ゲスト)が事前にトラブルの対処法を知っていれば、防げるトラブルもあります。
ここからは実際にあったAirbnbでのトラブル事例を紹介しつつ、Airbnbは本当に危険なのかを解説します。また、旅行者(ゲスト)が知っておきたい、Airbnbで宿泊予約・利用する場合の注意点も紹介します。
目次
実際にあったAirbnbでのトラブル事例
Airbnbは旅行者(ゲスト)がホストを家に泊めるため、トラブルも時に起こります。まず、実際にどのようなトラブルがAirbnbの利用で起きたのかを紹介します。
アジア人差別問題でAirbnbホストに罰金
2017年7月にテレビでも大きく報道されたニュースです。「アジア人だから」という理由で、ゲストの予約をキャンセルしたAirbnbのアメリカ人ホストに、約57万円の罰金支払いが命じられました。
宿泊を拒否されたスーさんが、涙ながらに訴える動画をテレビ等で目にした方も多いのではないでしょうか?
参考:「アジア人は泊めない」差別をしたAirbnbホストに、5000ドルの罰金が命じされる | ハフィントンポスト日本版
民泊物件への周辺住民からの苦情
Airbnb(民泊)を運営している物件に対して、その周辺に暮らす住民から苦情があるのも旅行者は知っておくべき事実です。「民泊ポリス」の調査で、セキュリティ上の問題や騒音、ゴミの出し方などが気になるという声が多かったという結果がでました。
旅行者はホストだけでなく周辺住民とのトラブルも発展する可能性も秘めています。そのため、旅行者はあらかじめ宿泊する場合は、苦情の事実を知っておいたほうがいいです。
Airbnbは危険?
紹介したような事例があるAirbnb。だから、Airbnbは危険だしトラブルもあるので、やめておいたほうがいい?
いいえ。そうとは限りません。
なぜなら、紹介した事例や報道されたトラブルは、ほんの一部分の出来事でしかないからです。ほんの一部分のトラブルだけで、Airbnbの魅力である「出会いや体験、一生の経験」を辞めるなんてもったいない。
ネガティブなニュースは流れてはいます。でも、実際にはAirbnbは海外のみならず、国内でも好調です。以下の記事が参考になります。
Airbnb利用による訪日数は約370万人(前年度は約100万人)を超え、Airbnbコミュニティによる経済活動が創出した利益は4,061億円、経済効果は9,200億円にも及ぶという(2016年Airbnb調べ)
Airbnbの発表によると2017年にビジネス出張でのAirbnb利用額は、前年比で33%増(第二四半期=7~9月時点)に上ることを発表している。230の国と地域でビジネスマン25万人以上が出張でAirbnbを利用しているといい、レジャーだけではなく出張でもAirbnbが活用される例が増えてきた。
また、衝撃的だったのが2017年5月に報道された、スウェーデンの国全体のAirbnb化。
「国の公式の観光組織とAirbnbが協力するというこれまでにない種類のパートナーシップであり、今後、Airbnbコミュニティのパワーを活用して、観光地としてのスウェーデンの魅力を積極的に推進していくために考えられたものです。Airbnbのコミュニティは国中にある数々の素晴らしい滞在先を紹介するには、まさにうってつけの場所です。」
Airbnbは世界的に人気で、そのおかげで楽しい出会いや思い出を作った旅行者(ゲスト)はたくさんいるのも事実なのです。
Airbnbはすべて危険とは限らない。利用者側も事前に対策をすれば問題ない
先述した通り、Airbnbにはトラブルもあるものの、すべてが危険とは限りません。
できるだけトラブルを減らすためにも、ホスト側だけでなく旅行者(ゲスト)も事前の対策が必要です。
ゲストがAirbnbをしっかり理解しハウスルールなどを守れば、自らが発生させたトラブルは防げますし、周辺住民からの苦情も少なくなります。
ゲストがAirbnbで宿泊予約するときに見るべき点・注意すべき点
ここからは、Airbnbを利用するゲストが宿泊予約するときの注意点や、利用する前に確認したポイントを紹介します。
- ホストのレビュー数と星の数を確認する
- プロフィール内容と身分証の提示の確認
- ハウスルールを確認する
Airbnbで部屋を予約する前に、その部屋を所持する「ホストのレビュー」と「星の数」を見ておいてください。レビューはこれまで宿泊した旅行者が書いているもので、レビューの数と内容がよければ問題のないホストの可能性が高いです。レビューの良さで星の数も変わってきます。
また、ホストのプロフィールや身分証の提示がされているかの確認も行ってください。プロフィール内容で、一緒に住みたいかどうかも判断できます。さらにホストは身分証の提示が必要ですので、身分証が提出されているかどうかもチェックしてください。
それから、宿泊したい部屋を選ぶポイントとして「ハウスルールを確認する」があります。例えば、「男性が泊まりたい部屋を予約しようとしたら、女性限定だった」「チェックイン時間が厳格化されていた」「ペット不可だった」など、それぞれの部屋にはルールがあるので確認してから宿泊予約をしてください。
ゲスト自らチェックできるポイントはあるので、事前にしっかりと確認して予約をするのをおすすめします。
女性がAirbnbで宿泊予約をする場合
女性の場合は、男性と違った点で注意しなければいけません。以下のようなポイントがあります。
- 女性限定の宿泊場所を選ぶ
- 鍵の受け渡しはポストに置いてもらう
- メッセージのやり取りで少しでも違和感を感じたら断る
男性のホストの場合、宿泊予約のときは性格まで分かりません。そのため女性限定の部屋を選ぶのも手です。同じ女性なので安心して宿泊が可能です。
部屋を丸ごと借りるような場合には、鍵の受け渡しはポストに置いてもらうタイプの部屋を選ぶのもポイント。なぜなら、丸ごと部屋を借りる相手が男性だった場合、直接手渡しとなると部屋に連れ込まれる危険性もあったり、電話番号や連絡先を聞かれたりするからです。
また、メッセージのやり取りで少しでも違和感を感じたら、しっかりと断るのも大事です。コミュニケーションが取りづらい相手と会話するのはストレスになりますし、実際に会ったときにホストの性格が良くない場合があります。
「この人おかしいな?」と感じたら、断る術を身に付けておいてください。。
まとめ
Airbnbを利用する旅行者(ゲスト)向けのトラブルについて紹介しました。Airbnbは先述したような危険なトラブルや苦情もあります。
しかし、それだけで危険だと判断するのも残念です。Airbnbにはホテル住まいにはない、現地での暮らしが体験できたり、ホストとの楽しい交流があります。
思う存分、Airbnbを使って楽しく宿泊するためにも、事前にトラブル回避の方法を抑えておいてください。